FIREの4%ルール
FIREの4%ルールって何?
普通に貯めていた現金を毎年4%ずつ取り崩していけば、25年間で0円になるのが普通の計算。
ところが、株式50%・債権50%のポートフォリオを運用しながら、資産の4%を毎年定額で取り崩していけば、30年後に96%以上の確率で資産が残っているというトリニティ・スタディという研究結果が4%ルールです。

1998年に発表されたトリニティ大学の研究だね。

トリニティ・スタディは米国S&P500でシミュレーションしてるらしいで。
4%から目標を見つける
トリニティ大学の研究は1926年~1995年でシミュレーションしたものでしたが、2021年1月にはザ・プアーズスイス氏が1871年〜2019年で新しく検証し直し、2021年の現在でも「4%ルール」が有効であることを証明しました。
トリニティ・スタディは定額で取り崩していく方法でしたが、シンプルに年利4%で運用しながら毎年定率で4%ずつ取り崩しても、理論上は資産が減らないということ。
年間の支出を500万円に設定すると、その25倍の1億2,500万円がFIREの目標金額になります。
目標にする金額が見えてくれば、そこに向かって必要な知識を身につけ、戦略を立てることができますね。

年間300万円で生活するミニマリストだったら、7,500万円あれば30年間は生活できるってことだね。
4%ルールでゆとりある生活
株式投資の4%ルールで手に入れたいのは『労働に縛られずに楽しく生きる人生』です。
4%ルールは年間支出の25倍を目安としていますが、取り崩していく不労所得と無理のない労働収入で生活すること(BARISTA FIRE)を目標にすれば、達成できる可能性もグンと上がるはず。
好きでやりがいのある仕事を続けながら、毎年100万円程度の不労所得でちょっと贅沢をする…それだけでもワンランク楽しい人生になるかもしれません。
トリニティ・スタディがこれからの時代に通用するかどうかは分からない。
だからこそ、❶適度な労働収入と❷受け取れる年金額、それでも足りない金額の25倍を❸4%ルールで取り崩していくなど、収入源を分散しておくことでリスクは小さくしておきましょう。

たとえ志半ばでFIREを断念したとしても、途中まで頑張ってきたその状況は、スタート地点より幸せになってるはずやもんな。
4%ルールを成功させるための秘訣
両学長 リベラルアーツ大学
2021年10月7日公開
【資産所得で生きていく】4%ルールを成功させるための秘訣3選【株式投資編】:(アニメ動画)第143回
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2022年6月9日公開
第222回 【FIREの悩み】米国株ではなく「全世界株」で4%取崩しは成立するのか解説【株式投資編】
複利の力を活かした投資
40歳から10年間でFIREしたいという目標を立てたので、今はリスクを覚悟のうえで小型成長株へ投資中。
20歳からFIREを目指していたならば、コツコツと複利の力を活かしていればインデックス投資をしてたかな…後悔しても仕方ないので40歳なりの戦い方でチャレンジします!
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