米国ETFのSPXLとは
ディレクション・インベストメンツ社が提供・運用するSPXL(Direxion Daily S&P 500 Bull 3X Shares)は、S&P500に対して「1日の値動きに対して3倍の動きをする」のが最大の特徴。
同じS&P500が投資対象になっているバンガードの「VOO」より経費率は高く、リスクもリターンも3倍の大きさになる商品です。
信用口座が無くてもレバレッジの効いた投資ができるってことだね。
レバレッジはてこの原理って意味やで。
SPXLの概要
商品名称:SPXL
運用会社:ディレクション・インベストメンツ
純資産額:30億ドル
設定日付:2008年11月5日
投資対象:S&P500を構成する株式
レバレッジ:1日の値動きに対して3倍
分配利回:約0.18%
経費率:0.97%
※2023年11月時点の銘柄情報
ディレクション・インベストメンツ社は、レバレッジ系のETFを多く提供している米国の運用会社。
経費率は1.03%とかなり高くなっているため、上昇トレンドを狙った短期投資が理想です。
SPXLは「S&P500の1日の値動きに対して3倍の動き」をするレバレッジ効果の高い商品になっています。
S&P500はGAFAMの成長があって伸び続けてきた指標だから、これからも同じようなペースで上昇するのは難しいかもしれません。
上昇局面なら3倍以上の利益がでるから、ハイリスク&ハイリターンやねんな。
類似商品との比較
大和アセットマネジメントのiFreeレバレッジシリーズは「1日の値動きに対して2倍の動き」をする投資信託です。
対してSPXLは3倍の動きをする米国ETF。
そして、「1日の値動きに対して4倍の動き」をするT&Dアセットマネジメントの投資信託、S&P500・4倍ブル型ファンドもあります。
あくまで1日の動きに対して○倍の動きを目指している商品なので、横ばいのレンジ相場で損失がでる可能性もあるし、下落が連続するとレバレッジ以上の損失になることもあるので注意が必要です。
やっぱりレバレッジ系の商品は経費率が高いよなー。
SPXLの長期投資を検討
節約マスクのお金の話
2020年8月22日公開
【レバレッジETF】SPXLの長期投資を検証【S&P500の3倍】
BANK ACADEMY / バンクアカデミー
2022年7月7日公開
【衝撃】S&P500の3倍ETF「SPXL」を1年積立した結果…
短期で上昇を狙うならSPXL
同じようにS&P500の投資信託「iFreeレバレッジ」はレバレッジ2倍だし、手数料(信託報酬率)を比べても同じくらいなら、1日単位で基準価格が変動する投資信託より、リアルタイムに売買できる米国ETFで勝負かな。
とはいえ、S&P500が過熱気味の今のタイミングで「SPXL」はリスクも予測しずらいしかなり怖いですね…。