米国ETFのVIGとは
バンガード社が提供・運用するVIG(Vanguard Dividend Appreciation ETF)は、10年連続増配を続ける企業を集めた米国ETF。
分配利回りは約3.0%程度と高配当ETFには劣るものの、経費率は0.06%と低コストで、不景気にも強く安定した成長が特徴です。
バンガードは日本人にとっても知名度抜群の運用会社になったね。
VIGの概要
商品名称:VIG
運用会社:バンガード
設定日付:2006年4月27日
純資産額:655億ドル
投資対象:10年間以上連続増配の米国企業
組入銘柄:約314銘柄
分配利回:約1.93%
経費率:0.06%
※2023年10月時点の銘柄情報
分配利回りは約2.0%とそこそこですが、何より200銘柄以上の10年間以上連続増配している企業で構成されているのが最大の特徴。
純資産総額が600億ドル近くあり経費率も0.06%と低く、連続増配銘柄だからこその暴落相場での強さが強みになります。
10年以上連続増配した企業を300社近く集めるなんて、日本の銘柄では不可能なポートフォリオです。
日本で10年以上連続増配してるのは48社だって。
類似商品との比較
ステート・ストリート社のSDYは、VIGより歴史の古い2005年に設定された米国増配ETF。
経費率はVIGと比べても高くなっていますが、驚きなのは「20年連続増配企業で構成」しているところ。
また、バンガードのVYMは連続増配ではなく高配当銘柄を集めたETFで、0.06%の経費率で400銘柄以上の高配当企業へ分散投資できるのが特徴です。
とことん増配にこだわりたいならSDYもありやなー。
VIGの将来の配当金
両学長 リベラルアーツ大学
2020年2月18日公開
第110回 【VIG】世界最強レベルの株式ETF。10年以上の連続増配米国株で構成【設定来リターン年8.93%】【株式投資編】
BANK ACADEMY / バンクアカデミー
2023年3月29日公開
【徹底比較】新NISAで選ぶのはVYMとVIG、どっちがいい?高配当ETFと連続増配ETFを比べてみた
個性豊かな米国ETF
米国ETFは経費率が低くて優良なものが多いし、高配当や連続増配、全米への分散投資など、バリエーションも豊富で頼もしい。
株式投資の目標は「労働に縛られずに楽しく生きる人生」なので、配当金生活に欠かすことのできない高配当ETFや連続増配ETFには惹かれます。