米国ETFのVTとは
米国ETFのVTIって何?
バンガード社が提供・運用するVT(Vanguard Total World Stock ETF)は、全世界の企業へまるっと丸ごと投資ができる商品。
全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーする約9,500銘柄で構成されているのに、経費率は0.07%と超低コストです。

米国企業4,000社に投資するVTIと比べても倍以上の構成銘柄数やな。

それだけ運用にもコストが掛かるから経費率はちょっとだけVTの方が高いね。
VTの概要
商品名称:VT
運用会社:バンガード
設定日付:2008年6月26日
純資産額:2,837億ドル
投資対象:新興国・先進国含む全世界
組入銘柄:約9,549銘柄
分配利回:2.17%
経費率:0.07%
※2023年5月時点の銘柄情報
世界三大運用会社はバンガード、ブラックロック、ステート・ストリート。
そのバンガード社が提供するVTは、全米株式のVTIより少し新しい商品なので資産総額もVTIほどはありません。
また、構成銘柄には新興国も含んでいるため配当利回りは高くなっています。
経費率もわずか0.07%と低く、VTを一本買うだけで世界43ヵ国・約9,500銘柄以上へ分散投資ができるのが最大の魅力。

世界経済が成長し続ける限りVTも右肩上がりだね。
類似商品との比較
全世界株式であるVTの対抗馬になるのは、三菱UFJ国際投信のMAXIS全世界株式(オール・カントリー)投信。
2020年1月に設定された新しい国内ETFで、資産総額も構成銘柄数もVTには敵いませんが、国内ETFなのに経費率がVTと匹敵する0.0858%なのが素晴らしい。
国内ETFで二重課税調整対象になっているので、面倒な確定申告が不要になるのも大きなメリット。
投資信託のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と名前は似ているけど全く別物の商品です。


三菱UFJ国際投信は純資産総額で国内第4位の運用会社やで。
世界初の1兆ドルETF
Dan Takahashi 高橋ダン – 日本語チャンネル
2020年12月26日公開
世界初の1兆ドルETF「バンガードVT」!1つのETFに集中投資は危険!
倹者の流儀
2022年6月15日公開
【おすすめ米国ETF】VTのメリット・デメリット徹底解説【インデックス投資/積立投資】
世界9,500銘柄でも偏りはある
VTは世最大級の分散投資…と書いたものの、高橋ダンさんの動画(↑)のように、もっとリスクを抑えた『究極の分散投資』を目指すなら、新興国ETFや債権、金もポートフォリオに必要かも。
そして、新しい国内ETFのMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、経費率の低さと二重課税調整対象というポイントに魅力を感じているので、全世界へ投資する私の選択肢です。
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