米国ETFのVTIとは
米国ETFのVTIって何?
バンガード社が提供・運用するVTI(Vanguard Total Stock Market ETF)は、アメリカ全体へ分散投資できる商品。
GAFAMやテスラといった大企業銘柄の比率が大きくなっており、約4,000銘柄を運用しているにもかかわらず、経費率は0.03%と破格の低さが魅力です。

米国ETFの投資って言ったら、まず「VTI」って感じだよね。

アメリカ全体の企業を丸ごと買える商品やな。
VTIの概要
商品名称:VTI
運用会社:バンガード
設定日付:2001年5月31日
純資産額:2,855億ドル
投資対象:米国上場企業
組入銘柄:約3,907銘柄
分配利回:1.74%
経費率:0.03%
※2023年5月時点の銘柄情報
世界三大運用会社のバンガード社が提供するVTIは、資産総額2,708億ドル。
ドル円が140円を超えている今、日本円で38兆円近くもある超大型ファンドになります。
国内トップレベルの「eMAXIS Slime米国株S&P500」でも純資産総額は1.6兆円なので、規模の大きさがケタ違い。
VTIのような資産総額が大きく経費率の安いETFに投資できることこそが、米国ETFの醍醐味ですね。

日本から米国ETFに投資すると為替手数料や二重課税がデメリットやで。
類似商品との比較
VTIと良く比較される商品は、ステート・ストリート社のSPTM(SPDR Portfolio S&P 1500 Composite Stock Market ETF)です。
SPTMも米国上場企業へ分散投資できる経費率の低いETFですが、資産総額は圧倒的な差があり、組み入れ銘柄数もVTIと比べると少ない商品。
また、SBI証券や楽天証券、マネックス証券ではVTIの買付手数料無料銘柄になっていますがSPTMは対象外です。
そして、日本にはVTIを投資対象とした「楽天・全米株式インデックス・ファンド」や「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」といった投資信託も選択肢になります。


規模が大きくてしっかり分散できるVTIよりSPTMを優先する理由はあんまりないかな。
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アメリカは世界一の経済大国
2020年のアメリカ国内総生産は21兆4800億ドル。
2033年頃に人口のピークに達する中国に対し、それ以降も人口が増え続けるアメリカの強さはあります。
日本の証券会社から簡単に購入できて、米国企業を丸ごとカバーできるVTIは、株式投資の選択肢として考えておきたい。
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