【米国ETF】バンガードのVYM!高配当企業400社以上に安定の分散投資

米国ETF投資

米国ETFのVYMとは

Question

米国ETFのVYMって何?

バンガード社が提供・運用するVYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)は、高配当と株価の値上り益の両方に期待ができる米国ETF。

約400銘柄もの高配当株へ分散投資しながらも、約3%以上の分配利回りがあるのは、株主還元意識の高いアメリカの企業だからこそです。

あふろん
あふろん

米国高配当ETFのHDVSPYDでも約75〜80銘柄程度だったからね。

こころん
こころん

VYMは高配当ETFの中でも抜群に分散が効いとるな。

VYMの概要

商品名称:VYM
運用会社:バンガード
設定日付:2006年11月16日
純資産額:452億ドル
投資対象:大型で高配当な米国企業
組入銘柄:約453銘柄
分配利回:約3.22%
経費率:0.06%

※2023年10月時点の銘柄情報

構成銘柄のリバランスが年に1回だけということもあり、経費率が0.06%と圧倒的に低コスト

そのコストで約400銘柄もの高配当銘柄へ分散投資できるというのがVYMの最大の特徴です。

FTSEハイディビデンド・イールドっていう指数に連動しており、構成銘柄からは不動産のREITが除外され、金融と生活必需品がメインになっています。

あふろん
あふろん

高配当ETFの中だと配当利回りは低めだけど、過去の実績で見るとトータルリターンは優秀だよ。

類似商品との比較

米国高配当ETFといえばバンガードのVYM、ブラックロックのHDV、ステート・ストリートのSPYDです。

不景気に強いエネルギーやヘルスケアセクターで構成しているのがHDVで、高配当(分配利回り)だけで見るとSPYDが強い。

その中でも純資産額が大きく、分散できる組入銘柄数が多く飛び抜けているのがVYMです。

分配利回りだけを見るとHDVSPYDより低くい印象ですが、VYMは2017年末に85.63ドルだった基準価格は、2022年末に108.21ドルと5年間で1.26倍にもなっています。

2023年10月時点の比較表
VTI・HDV・SPYDの分配金利回り比較「1年間の分配金÷前年末の基準価格」
こころん
こころん

5年間の値上がり幅はHDVが1.16倍(90.14→104.24ドル)、SPYDは1.05倍(37.45→39.58ドル)やで。

VYMとは?特徴・メリット

BANK ACADEMY / バンクアカデミー
2023年3月13日公開
【完全解説】高配当ETFのVYMがこれで全て分かる!過去の配当金や株価の推移、構成セクターなどを網羅して紹介

BANK ACADEMY / バンクアカデミー
2023年2月28日公開
【夢の不労所得】新NISAでVYMに投資したら分配金はいくらもらえる?積立額別の配当シミュレーション【成長投資枠1,200万】

投資目的にあったETF

学びと体験

今の生活を豊かにしたいなら配当収入が多くなるSPYDHDV、複利で資産を大きくするなら世界や米国全体に分散投資できるVTVTIかな。

配当金生活をしながら、長い目で資産も大きくしていきたいなら「VYM」は…程よくいい感じですね。