優待廃止の先回り投資
優待廃止の先回り投資って何?
人気の株主優待が廃止になった時は、その優待を目的としていた個人投資家達が一気に離れていくため、株価も急落する傾向があります。
そんな優待廃止銘柄を予測して空売りしておけば、株価下落の後に買い戻すことで利益を取ることができるかもしれません。

最近、優待廃止する企業が多いもんね。

どうやって優待廃止しそうな銘柄を見つけるかやなー。
2022年に廃止された人気の優待銘柄
株主優待を実施する企業の数は2019年がピークを付けてから徐々に下がっています。
2022年は食品・飲料カタログギフトが優待だったJTや、ふるさと優待が大人気だったオリックス、自社店舗で使える買い物券やクーポン、ポイントを優待にしていた丸井が廃止を発表しました。
これらの企業も発表直後に大きな株価の下落は見られませんでしたが、同じく2022年に優待廃止をした出前館は720円だった株価が発表から1ヶ月も経たずに550円台まで急落。
株主優待以外にも企業規模や業績で魅力があれば株価も下がりにくいですが、株主優待目的の個人投資家割合が多い銘柄は株価への影響が大きくなります。
全ての銘柄において共通だったのが、優待を廃止した理由が「株主の皆様へより公平な利益還元をする為」ということでした。

やっぱり時価総額が小さいほど、優待廃止の影響は受けやすいよね。
優待廃止の理由と銘柄
東証証券取引所のコーポレート・ガバナンスには「上場会社は、株主の実質的な平等性を確保すべきである」という原則があります。
また、東証一部に上場する為には2,200人の株主が必要でしたが、東証再編後のプライム市場は800人まで引き下げられました。
国内企業がコーポレート・ガバナンスをより厳しく遵守する方向に流れているなら、保有株数によって還元率が変わる株主優待から、より平等な配当金へ切り替えていく可能性があります。
また、これまで東証一部上場を目指していた企業において、QUOカードなどで手当たり次第に個人投資家を集めようとしていた株主優待は、将来的に廃止される傾向が高いと予想します。


QUOカードを優待にしている企業ってめちゃくちゃ多いよな。
優待廃止ラッシュなぜ?
株の買い時を考えるチャンネル
2022年12月3日公開
オリックスなど優待廃止ラッシュなぜ?今後危険な株主優待の特徴は?
カブ主優待ライダー2023年1月22日公開
優待廃止で暴落不可避な危険優待10銘柄
逆に保有しておきたいQUOカード銘柄
株主優待がQUOカードの銘柄を色々調べていると、僅か1株保有で500円分のQUOカードが受け取れる東京日産コンピュータシステムを見つけました。
どうやら2022年9月に株主優待の導入を発表したばかりで、来年以降も継続するかどうかは分かりませんが、とりあえず夫婦で1株ずつ保有しとこうかな。
他にも1株保有で優待がもらえる上新電機はコチラ。
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