一般NISAから新NISAへ
ロールオーバーって何だっけ?
2024年からは新しい新NISAへ移行することが決まりました。
これまでの一般NISAは非課税運用期間が5年間で、1度だけロールオーバーという手続きをすることで、運用益も含めて6年目の非課税投資枠として移行できる制度でした。
しかし、2024年から始まる非課税運用期間の無い新しいNISAへの移行に合わせて、このロールオーバーの仕組みも無くなることが決まりました。

一般NISAとつみたてNISAで非課税運用期間が違ったり、ロールオーバーの手続きがあったりで分かりにくかったもんね。

新NISAもつみたて投資枠と成長投資枠の2つがあるけど、だいぶシンプルにはなってきたかな。
2019年NISAの選択肢
2019年に一般NISA口座で購入した銘柄は、5年経過した2013年末に非課税運用期間が終了となります。
これまでなら、非課税運用期間が終了した場合に選択できた手段は次の3つでした。
- 2013年末までに売却
- 課税口座へ移行
- ロールオーバー
しかし、2024年から改正されるNISA制度によって、現行NISAの③ロールオーバーという選択肢が無くなってしまいました。
よって、このままNISA制度を利用して非課税運用を続けたいと考えている投資家は、①2023年末までに売却して、2024年からスタートする新NISA口座へ投資することになります。
これからはロールオーバーという面倒な手続きが無くなり、無期限で非課税運用ができる新NISA口座に一本化できるのは、非常に分かりやすくて嬉しい改正だと思います。

まだまだ先だけど、つみたてNISAをしている投資家も20年間の非課税運用期間が過ぎた時にどうするか考えておかないとね。
新NISA口座の準備
現行のNISA口座を持っている場合、2024年からの新NISA口座は自動的に開設されます。
そのため、まだNISA口座を持っていない人も今から開設しておけばオッケー。
今年のうちにNISA口座をつくっておけば、一般NISAで最大120万円を5年間、又はつみたてNISAで40万円を20年間、非課税で運用することができます。
現行NISAは別枠なので、新NISAの生涯非課税枠の上限1,800万円にも影響はありません。

無期限の新NISAは一生の証券口座になるはずやで。
一般NISAどうすべき?
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ロールオーバーの経験はなし
私は2014年からNISAを始めて、嬉しいことに毎年運用益が出ていますが、2017年からつみたてNISAに切り替えたので、ロールオーバーをしたことはありません。
もし一般NISAのままならロールオーバーしていたと思うけど、新NISAが始まって本当に良かった。
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