配当性向とは
配当性向は企業の利益を、どれだけ配当金として株主へ還元しているかを表す指標です。
目安は低過ぎず高過ぎない30〜50%程度がちょうどいい。
株主に大盤振る舞いでばら撒くのか、今後の事業投資にまわすのか、配当性向を知ることで企業の還元・投資スタンスが見えてきます。
成熟して大企業は配当性向が高いイメージあるかな。
Amazonはずーっと配当性向0%の無配やで。
配当性向の計算式
配当金支払総額はなかなか見かけないので、基本的には1株あたりの配当金額をEPSで割って計算するのが簡単。
1株あたりの配当金はGoogleで「配当金 会社名」を入力すれば最新の情報が得られるし、一般的な証券会社の銘柄情報ページであれば配当性向も確認できることが多いです。
業績によって毎年変わる配当金額なので、最新の情報で計算・確認しましょう。
EPSって色んな指標の計算で出てくるよね。
配当性向の目安
利益の半分を配当金にしている企業は50%。なかには配当性向100%以上の企業もあります。
配当性向が低過ぎるということは株主への還元意識が低いか、事業拡大のための先行投資へ資金をまわそうとしているか。
また、配当性向が高過ぎる場合は、企業も無理をしている可能性があり、その配当金は一時的なものかもしれません。
業績に合わせて増配を続ける配当性向30〜50%程度の銘柄は、増配と成長の喜びを株主が一緒に分かち合えるバランスの良い目安です。
小型株は事業拡大に力を入れて欲しいから、配当性向が20〜30%くらいかちょうどええかなー。
配当性向のベストな割合
日本株チャンネル【坂本彰】
2021年5月11日公開
配当性向 投資家視点で何%がベスト?
ほらっちチャンネル
2020年12月7日公開
初学者でも楽しめる!【代表的な株価の指標4選】
無配の成長株に全力投資
配当性向0%(無配)で利益を全て事業拡大へ投資している企業なら、株価上昇で大きな利益を狙える期待があります。
私も2020年まではAmazonのような爆発的成長を夢見て、無配の小型成長銘柄へ資産を集中投資していました。
ただ、小型株でも配当金を出すような企業は、投資家の人気も集まりやすく、成長と共に増配に期待ができる銘柄になるため、今は株主還元意識というポイントにも注目しています。