PEGレシオとは
PEGレシオはどんな指標?
PEGレシオ(Price Earnings Growth Ratio)は企業の成長率を加味した割安性を測る指標。
割安さを表す指標PERもありますが、企業の成長率を評価するPEGレシオは、時価総額の小さなスタートアップ企業に有効な指標かもしれません。

初心者的にはあまり聞かない指標かな。

PERとかPBRと同じで、現在の株価が割高なのか割安なのかを見る指標やな。
PEGレシオの計算式

ある年の業績だけではなく、EPSの変化率から計算しているのが大きな特徴。
計算式にある利益成長率については、今期予想と来期予想の成長率を使うこともあれば、今期と来期の成長率平均が使われることもあります。
利益成長率が大きくなれば、PERを大きな数値で割ることになるため、PEGレシオの数値は小さく(割安に)なります。

グングン成長してる企業ならPEGレシオは割安になるってことね。
PEGレシオの目安
PEGレシオが低いということ、今のPERに対して業績の伸び方が大きいか、業績の伸び方に対してまだまだPERが低いということ。
一般的にはPERレシオ1倍以下が割安と言われてます。
例えば、PERが30倍と割高だったとしても、利益成長率が50%あれば、30倍÷(0.5✕100)で0.6倍となり、成長率としては割安と評価されるのがPERレシオ。
PERやPBRと同様に、業種や規模によって水準が違うので、それぞれの平均値やライバル企業、その企業の過去水準と比較して判断することになります。

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PEGレシオで割安株を見つける
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2020年10月29日公開
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PEGレシオで別の視点を持つ
PEGレシオは利益成長率から株価の割安さを測る指標で、新しい視点のひとつとしてPEGレシオの評価を取り入れてみることをおすすめします。
特に小型成長株に投資する場合、割高なPERに臆してしまうことがあるので、そんな時にPEGレシオが自分の背中を押してくれるケースもあります。
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