【配当指標】総還元性向と配当性向の違い!株主への優しさを感じる目安

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総還元性向とは

Question

総還元性向ってどんな指標?

総還元性向は企業の利益を、どれだけ配当金や自社株買いとして、株主へ還元しているかを評価する指標です。

配当性向が30〜50%あって、継続的に自社株買いもしてくれるような、総還元性向50%以上が株主に優しい企業の目安です。

こころん
こころん

小型株やと自社株買いするとこ少ないから、総還元性向は大企業向きの指標かなー。

あふろん
あふろん

ある程度成熟した企業だったら、株主還元意識の高い企業へ投資したいもんね。

総還元性向の計算式

配当性向との違いは自社株買いの金額が計算に含まれているかどうか。

配当金だけでなく自社株買いも株主への還元と捉えて、企業が稼いだ純利益の何パーセントを株主のために使っているかを計算しています。

総還元性向の割合や自己株買い総額については、企業の決算資料やIR情報から探すのが効率的。

IR情報全文検索できる『有報Ctcher』というサイトを使えば、総還元性向を目標に掲げる企業を手軽に見つけることができます。

こころん
こころん

有報Catcherで「総還元性向」を全文検索やな。

総還元性向の目安

米国は株主への還元意識が強く、特に自社株買いに積極的な企業も多いところが日本企業と大きく違うポイント。

日本では総還元性向50%を超えているかどうかが目安になりそうです。

そもそも、国内では総還元性向について明言している企業も少ないため、積極的に目標値を掲げる企業は、それだけでも株主還元意識が高いと言えるかもしれません。

あふろん
あふろん

国内銘柄もいつかは米国みたいに、高い総還元性向の企業増えて欲しいなー。

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配当性向と総還元性向

学びと体験

これまでは総還元性向や自社株買いの金額なんてほとんど気にしてなかったし、基本は株価に期待してるので、利益は事業拡大に全力投資して欲しいと思ってました。

最近は少しずつ、株主に利益を使ってくれる企業の方が、投資家の人気が集まりやすいという感覚になっています。

株価は業績で決まるのではなく、投資家の需要と供給のバランスで動くので。

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