権利付最終日の空売り戦略
優待空売り投資とは?
人気の優待銘柄は権利付最終日に向かって徐々に株価を上げていき、権利付最終日を過ぎると一気に株価は下落する傾向があります。
その株価の動きに対して、権利付最終日に空売りし、翌営業日に買い戻すのが優待銘柄の空売り投資です。

空売りなんやから少しでも株価が上がってる時に仕込んでおきたいよな。

魅力のない優待銘柄の場合権利付最終日が近づいても株価は全く反応しないからね、優待の人気は大事。
期待できるリターン
株主優待を狙っている個人投資家は優待の権利を獲得することが目的なので、権利付最終日が過ぎたら売ってしまう人達も多く、株価は一気に下がります。
優待空売り投資はその特性を活かして、権利付最終日の前に空売りしておき、権利付き最終日の翌営業日以降に買い戻します。
そうすれば、権利付最終日後に一気に下がる株価の差益を取ることができます。
一般的に株価が下がる値幅は、優待内容や配当金の同額程度と言われているため、エントリータイミングで期待できるリターンが明確に予測できるのも、この優待空売り投資のメリットです。

過去のチャートを見て権利付最終日に大きく下げている銘柄は空売り候補だね。
空売りイベント投資の注意点
制度信用取引の空売りでは、人気の優待銘柄になるほど空売り用の株式が不足するため、逆日歩というコストが発生します。
また、配当金を出している銘柄については、空売りをすると配当金調整額も発生します。
制度信用の場合は配当金から所得税15.315%を引いた額、一般信用の場合は配当金額がそのまま配当金調整額として支払うことになります
優待投資や配当金目当ての逆張り戦略となり、手堅く勝てそうな感じもありますが、逆日歩や配当金調整額でマイナスになるケースも多い。
だからこそ優待空売り投資では、大人気の優待でありながら、配当の無い銘柄を探すことが必勝法になります。

エイチ・アイ・エス(9603)とかすかいらーく(3197)はそこそこ優待人気があって無配当の銘柄やで。
権利日に空売りした時の注意点
株の買い時を考えるチャンネル
2021年3月27日公開
株を権利日に空売りする場合の注意点 (逆日歩と配当落ち調整金に注意)
空売り銘柄の探し方
配当金を出していない(配当金調整額が発生しない)株主優待銘柄を狙うのも戦略です。

2021年8月のクリエイト・レストランツ・ホールディングスで空売りイベント投資した時は、逆日歩や貸株料、売買手数料を差し引いても十分にプラスになりました。
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