貸株とは
貸株って何?
現物で保有している株を証券会社に貸し出して、金利を受け取ることができる「貸株」というサービス。
倒産リスクと配当金・優待の取り扱いなど、ポイントを理解しておく必要はありますが、銘柄によっては年利10%を超える銘柄もあり、貸株サービスを利用するだけで、投資リターンを増やすことも可能です。

貸株ってあんまり知られていない気がするなー。

ちゃんとしくみとリスクさえ知っておけば、投資メリットのあるサービスだね。
貸株のリスクと対策
貸株のリスクは、もし貸し出している状態で証券会社が倒産したら株が返ってこないこと。
2022年に大手仮想通貨交換業者であるFTXが経営破綻しました。
国内の大手証券会社だからと言って破綻する可能性がゼロとは言いきれません。
あとは、貸株中に受け取ることができる配当相当額は雑費扱いとなってしまうので、優待と配当金の権利確定日だけ貸株解除できる設定がおすすめです。
これらのリスクやポイントを理解しておけば、貸株は定期的に金利を受け取れるお得なサービスだと思います。

権利確定日の貸株解除設定ができる証券会社とできない証券会社があるよ。
貸株の金利
貸した株は証券会社で空売銘柄として使われるので、空売需要が多い銘柄ほど貸株金利は高く設定されています。
また、同じ銘柄でも証券会社ごとに貸株金利は違うので、銘柄ごとに証券会社を使い分けるのも作戦です。
SBI証券の場合は貸株金利15.0%のバンク・オブ・イノベーション(4393)を含む10%以上が3銘柄、5%以上が40銘柄など高金利銘柄もありますが、約40%は貸株金利0.1%になっているのが現状です。※2023年6月時点
貸株金利が高い銘柄ほど、それだけ空売り需要があるということなので株価変動リスクには注意が必要です。

毎月貸株金利がインカムゲインとして入ってくるのが嬉しいよな。
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やらなきゃ損!?「貸株」のメリット・デメリット解説
貸株サービスの認知度
恥ずかしながら…2020年に貸株サービスの存在を知りました。
成長株目的で保有していたGAテクノロジーズ(3491)が貸株金利10%だったので、貸株金利を受け取りながら株価も上がって両得状態。
その後、株価は下がってしまいましたが、小型株は浮動株数が少ないので、貸株サービスの活用チャンスは多いです。
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