【究極の投資法】小型株でテンバガーを掴む!成長銘柄のスクリーニング条件

長文記事

この記事は1分では読めない株式投資の道しるべです

この『小型成長株の分散投資』には株式投資の夢と楽しさがギュッと詰まっています。

徹底的に調べて見極めた新興企業に、自分の資産を託し、成長と成功の喜びを共にする。

四半期の決算もプライム市場への上場も、優待や配当金の新設も、色んなイベントに一喜一憂しながら、大企業になるまでのヒストリーをオーナーとして応援します。

億り人になるまでの時間を存分に楽しむことができる投資スタイルなのです。

1:小型成長株の魅力

まず、1,000万円以下の少ない資金力で「億り人」を目指すのであれば、バリュー株投資や高配当株、インデックス投資ではなく、企業が大きく急成長すれば数倍・数十倍の利益が期待できる「小型成長株」に投資することが一番の近道です。

注目したいのは時価総額が300億円以下の企業。

投資した企業が成長することで、テンバガー(10倍株)になる可能性を秘めているのが小型株の大きな魅力です。

そして、時価総額300億円以下の企業の中でも、割安株(バリュー投資)ではなく、成長株(グロース投資)を狙うのがポイントになります。

割安株(バリュー投資)は本来の企業価値より株価が安くなっている時に投資をして、株価が適正な価格に戻ったタイミングが売り時になるため、大きなキャピタルゲインを得ることができません。

対して成長株(グロース投資)は、投資家の期待が集まってPERやPBRといった指標が割高になっていることが一般的です。

しかし、その状態でも増収増益を繰り返し、企業の価値が上げ続けることで株価を伸ばしてくれる企業が「小型成長株」の理想です。

こころん
こころん

グロース投資でPER・PBRを気にしてたら、ほんまの成長株を取り逃してしまいそうやな。

あふろん
あふろん

同じ小型株でもバリュー投資とグロース投資で全然タイプが違うしね。

2:小型成長株の条件

  • 条件1:上場して5年以内の会社
  • 条件2:時価総額300億円以下
  • 条件3:創業社長が現役
  • 条件4:社長や経営幹部か大株主
  • 条件5:高学歴の新卒社員がいる
  • 条件6:社員の平均年齢が若い
  • 条件7:みんなが欲しがる商品を提供
  • 条件8:株価チャートが上昇トレンド

これらは遠藤洋さんの『10万円から始める!小型株集中投資で1億円』で紹介されている8つの条件です。

小型成長株を狙うためにはファンダメンタル分析は必須。

企業についてとことん調べることが「小型成長株投資」のはじめの一歩です。

私はその中でも「創業社長が現役」「社長や経営幹部が大株主」「みんなが欲しがる商品を提供」はかなり重要視しています。

時価総額の小さな銘柄にとって、社長の情熱や決断力、提供されている製品やサービスは企業の成長に直結するはず。

社長を知るためには出演しているYouTubeや決算動画は必ず見ます。

動画で話している内容も大切ですが、喋り方や表情やからも社長の人柄を感じられるので、「この人ならやってくれる!」と思えるポイントを見つけることができます。

提供している製品やサービスを知るために、会社のホームページや口コミ、レビューを調べます。

可能ならば自分で使ったり体験をして、「将来も必要とされる商品・サービスか」を自分なりに考えることが大切です。

あふろん
あふろん

ソフトバンクの孫正義さんとか、ユニクロの柳井正さんとか…たしかに大企業の社長からは只ならぬ魅力を感じるよね。

こころん
こころん

この8ヵ条の中でも自分がどの条件を大事にするかで、自分の目利き力が試されそうやん。

3:10倍株スクリーニング

ここからは、小型成株の中でもさらに爆発的な成長を期待するテンバガー(10倍株)を探すためのスクリーニング方法です。

テンバガー(10倍株)を狙っていれば、志半ばの5倍でも3倍でも、十分過ぎるほどの利益を与えてくれます。

渡辺清二さんの『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』では4つの条件をポイントにしています。

  • 条件1:4年で売上2倍
  • 条件2:営業利益率10%以上
  • 条件3:オーナー経営
  • 条件4:上場5年以内

10倍株でも「オーナー経営」「上場5年以内」は小型成長株の条件と同じ。

そこに売上や営業利益率の条件を組み込むことで、直近の業績の伸び率によって成長性の高い銘柄を絞り込んでいくことになります。

私としてはこの条件に「時価総額100億円以下」を加えています。

2008年のリーマンショックから2020年の12年間で、10倍以上に達したことがある銘柄は839社もあり、その8割超が時価総額100億円以下の企業だったようです。

時価総額が小さいほど株価の変動幅も大きく、倒産や上場廃止リスクも高くなる。

その為、100億円から300億円の時価総額でスクリーニングすることで、テンバガーの確率は下がるかもしれないけど、リスクを抑えることは可能です。

ただでさえリスクの大きな「小型成長株投資」だからこそ、資産の状況や銘柄分散、目標とする期間を定めてリスク調整することも大切です。

こころん
こころん

投資家にとってテンバガー(10倍株)は夢やし勲章って感じやな。

あふろん
あふろん

3,800社くらいもある上場企業の中からテンバガーを探し当てるのは、かなり先見の明が必要だよね。

4:テンバガーの確率UP

さらにテンバガー(10倍株)の可能性を上げる方法を探っていきましょう。

週刊ダイヤモンドの2021年3月13日号に掲載されていましたが、直近10年間のテンバガー(10倍株)は70社以上あるそうです。

その40%弱にあたる26社が「情報通信業」の企業でした。

次に12社の「サービス業」、同じく12社の「小売業」と続きます。

  • 第一位:情報通信業…26社
  • 第二位:サービス業…12社
  • 第二位:小売業…12社

直近10年間でテンバガー(10倍株)の70%がこの3業種に偏っているという事実は、十分に狙う理由になると思います。

この先も情報通信業が強いとは限らないので、テンバガーを達成した銘柄の「業種」に注目して、こういった特集記事を読むようにしたい。

あふろん
あふろん

こんなに業種が偏ってるとは思ってなかったなー。

こころん
こころん

過去の統計とか歴史のデータって、将来を予測する株式投資にとってめちゃくちゃ大事やな。

5:小型株集中投資の破壊力

成長に期待する小型株やテンバガー(10倍株)を探すポイントを書いてきましたが、これだと思える銘柄に資金をどれくらいを投資するかのバランスを考えます。

ROUTE2で紹介した 『10万円から始める!小型株集中投資で1億円』 では、資産1,000万円までは1銘柄、3,000万円までは3銘柄に集中投資することを勧めています。

これが「小型株集中投資」です。

徹底的に調べ尽くして、絶対に成功すると信頼できる銘柄に、自分の資産を大きく投資する。

その銘柄の株価が2倍になれば資産も2倍、テンバガーになれば資産は10倍になる、かなりハイリスク・ハイリターンな投資スタイルです。

リスクは大きくなりますが、1銘柄の調査に全ての時間を使えるし、慎重に真剣に銘柄を選ぶので、より深い分析をすることができます。

しかも、集中投資なので資産を託した銘柄と一蓮托生。

その企業が提供する製品やサービスが好きになったり、社長の考え方に共感したり、日に日に企業への愛着が湧いてきます。

全ての資金が1つの企業に掛かっているため、株価や企業の動向に全身全霊でドキドキできるのは「小型株集中投資」だからこその感覚です。

あふろん
あふろん

1つの企業に資金を集中させるのは、かなりチャレンジャーだよね。

こころん
こころん

絶対に成長する確信がない限り、全資産を託すのはやりたくないよなー。

6:小型成長株投資の完成形

短期間で一攫千金を狙うのが「小型株集中投資」ですが、決して確率の高くないギャンブルに資金の全額投資することになります。

そこで、もう少しリスクは下げながらも、小型株の成長やテンバガーを狙っていく「小型株分散投資」が、この記事で伝えたい一番のポイントになります。

サラリーマン投資家で13年間で59社ものテンバガーを達成された愛鷹(アシタカ)さんの投資スタイルが私の心に刺さりました!

小型株ながら優待や配当金など株主還元意識が高く、新しく長続きするビジネスモデルを持つ企業へ分散投資する。

継続的な利益が期待できるビジネスモデルなら、その銘柄を信じて保有し続ける。

愛鷹さんは労働収入を投資に回す入金投資法ではありますが、その小型株を分散する手法で2.5億円もの資産を築いています。

私が目安にしているのは、1つの銘柄に対して100万円程度。

もちろん、どの銘柄もROUTR2やROUTE3、ROUTE4の条件をベースに見極めた、大きな成長が期待できる小型成長株です。

これなら資金が300万円でも3銘柄に分散投資することができるし、もし資金が100万円しかなければ、1銘柄50万円で分散してもいいと思います。

その3銘柄のうち、1銘柄だけでも10倍に成長すれば900万円の利益になり、元金300万円の運用としては十分過ぎるリターンです。

また、小型株でも優待や配当金など株主還元意識の高い銘柄は、株主人気も高くなりやすく、株価の下支えにもなります。

大きく成長するまでには2〜3年かかる中長期投資の中で、僅かながらもインカムゲインを確保できるのは、心理的にもプラスに働いてくれます。

もちろん、成長株のセオリーはAmazonのように無配当で成長を繰り返す企業であることは理解しつつも、配当銘柄でも急成長する企業は多く、小型株を信じて保有し続けられる心の支えにもなると思って、投資する銘柄を決めています。

あふろん
あふろん

分散した企業の数だけドキドキ・ワクワクが増えるのも楽しいよね!

ROUTE7:余裕のハイリスク投資

小型成長株はハイリスク・ハイリターンな投資になります。

少ない資金で億り人を目指すという目標があるからこそ、ハイリスクを管理しながら、より可能性の高くなる攻めの投資になるのは覚悟の上。

その攻めの投資を成功させるために心掛けていることが3つあります。

  • 心得1:攻めるのは余裕資金のみ
  • 心得2:金の卵は一つの籠に盛らない
  • 心得3:稼ぐ力を身につける

一攫千金を狙う以上、投資額がゼロになる可能性も十分にあります。

家族を養い子供を育てる生活費はもちろん、将来の貯蓄となる「つみたてNISA」や「iDeCo」とは別の余裕資金で勝負をするようにしています。

そして、極力ゼロになることを回避するために、ROUTE6の「分散投資」で一つの籠に盛らないように。

もし、投資額がゼロになっても再チャレンジができるように、不動産投資や副業など、株式投資以外で稼ぐ方法を常に模索するようにしました。

例えハイリスクな投資でも、損失額を把握した上で、何度でもやり直しができる余裕資金であれば、積極的に攻めることができる戦いになると思います。

こころん
こころん

家族や生活を犠牲にしてまでやることじゃないしな。

あふろん
あふろん

資産を増やすことが目的じゃなくて、生活を豊かにして人生を楽しむことが目的だもんね。

小型成長株投資のまとめ

小型成長株投資は「少額の資金で億り人になりたい」という人が、ハイリスクを承知でチャレンジする投資スタイルだと思っています。

そして、この投資スタイルは企業への個別投資を楽しむことが大きなポイントです。

徹底的に調べたこれから成長していく企業に、自分の資産を信頼して託す。

保有銘柄の企業に愛着が沸き、四半期の決算発表やIR情報、株式分割や市場鞍替えのイベントなど、ことあるごとに全身全霊で一喜一憂する。

そんなワクワク・ドキドキの瞬間がたくさんあって、毎日の生活が3倍楽しくなる株式投資が『小型成長株投資』最大の魅力です!

投資スタイル
  • 中長期投資
  • 小型成長株(グロース)投資
  • 分散投資
銘柄の選び方
  • 時価総額300億円以下
  • 上場5年未満
  • 創業社長が現役
  • 社長や経営幹部が大株主
  • 情報通信業・小売業・サービス業
  • 売上高と経常利益が年々成長
  • 株主還元意識が高い
  • 長く続くビジネスモデル
リスク管理
  • 攻めるのは余裕資金のみ
  • 金の卵は一つの籠に盛らない
  • 稼ぐ力を身につける

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