【基礎知識】制度信用と一般信用の違いや使いどころ!色々ある信用取引

信用取引

制度信用と一般信用

Question

制度信用と一般信用の違いは何?

制度信用の場合は、証券会社の株式が不足すると、日本証券金融株式会社が機関投資家から株式を借りて、それを証券会社を通じて投資家に貸し出してくれるしくみになっています。

一般信用の場合は、証券会社との間で株式を貸し借りするだけなので、取り扱い銘柄が限定されるデメリットはありますが、返済期限や手数料など、証券会社によって色んなバリエーションがあります。

あふろん
あふろん

一般的に「信用取引」って言われてるのは、メジャーな制度信用のことを言ってるケースが多いよね。

こころん
こころん

一般信用は証券会社によって、取り扱い銘柄も手数料もルールも違うから注意やで。

制度信用のメリット・デメリット

制度信用では証券取引所が決めた銘柄を信用取引することになります。

返済期限は6ヶ月

取引可能な銘柄には買建しかできない信用銘柄と、買建・売建の両方ができる賃借銘柄です。

証券取引所が流通株式の数や株主数、業績などで厳選していることもあり、取引できる銘柄が限られる一方、投資初心者にとっては怪しい銘柄を掴まされることは減りそうです。

デメリットは空売りにおいて株式が不足している場合は逆日歩という費用がかかってしまうので注意しましょう。

あふろん
あふろん

金利・貸株料も一般信用に比べて低い傾向があるよね。

一般信用のメリット・デメリット

一般信用は証券会社ごとに「無期限」「短期」「一日」といった、返済期間や手数料の異なる取引パターンがあります。

楽天証券やSBI証券の「無期限」は、返済期間に制限がないのに、金利・貸株料は制度信用と同じ2.8%なので魅力的です。

優待銘柄のつなぎ売りで利用される「短期」は返済期間14日(証券会社ごとに異なる)と制限されますが、制度信用のように逆日歩が発生しないことがメリット。

また、楽天証券の「いちにち信用」は言葉の通り返済期間が当日になりますが、売買手数料が無料で、50万円以上の取引は金利・貸株料も無料です。

こころん
こころん

スキャルピングやデイトレードの投資家にはピッタリやん。

信用取引を分かりやすく解説

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一般信用は証券会社の選びどころ

学びと体験

私は楽天証券なので、制度信用と金利・手数料の変わらない、無期限の一般信用を利用しています。

短期や1日信用は未経験。

自分の証券会社にどんな一般信用があるか、手数料や金利・貸株手数料がどうなっているかは知っておく方が良いですね。