新NISAからつみたてNISAへ
新NISAの1階をロールオーバーとは?
2024年からの新NISAは、投資信託の1階20万円と、それ以外の2階102万円に別れます。
5年間運用して満了になった1階部分に限り、つみたてNISAへ「簿価」でロールオーバーができるので、新NISA口座で運用する人にとって、覚えておきたい選択肢です。

1階部分だけってゆー条件がややこしいよなー。

つみたてNISAを使ってる人には関係ない話しだね。
新NISAの1階限定ロールオーバー
現行のNISA制度は2023年まで、2024年からは新NISAがスタートし、非課税投資枠のルールが大きく変わります。
新NISAの非課税投資枠は、1階が20万円+2階が102万円までの2階建となり、非課税期間の5年後に1階部分に限り、つみたてNISA口座へロールオーバー可能。
とはいえ、ロールオーバーを申請するタイミングは、2024年から5年間運用をした、2029年9月〜12月のお話しです。
2023年の税制改正要望でNISA拡充が議論されるため、その結果によってはロールオーバーをする価値が変わってくるかもしれません。

ロールオーバーしなくても十分なくらい限度額が拡大されたらいいのにな。
ロールオーバーは簿価
新NISAの1階部分をつみたてNISAへロールオーバーする時は、時価ではなく簿価で計算されることが大きなポイントです。
例えば、2024年に新NISAの1階部分に20万円投資した銘柄が、2029年に30万円になっていたとしても、ロールオーバーは簿価である20万円。
そのため、本来のつみたてNISA非課税枠の40万円に対して、簿価20万円だけがロールオーバーで消費されるため、そこからさらに20万円を新しく積み立てすることができます。
つみたてNISAへのロールオーバーは、非課税枠を最大限活用するために、新NISAで運用してきた人だけが使える戦略です。

つみたてNISAで40万円以上を20年間運用できたら、複利の力がもっと活きてくるもんね。
超初心者向けロールオーバーとは
BANK ACADEMY / バンクアカデミー
2021年7月27日公開
【要チェック】新NISAが2024年からスタート!税制改正による変更点を解説
短期集中か長期の複利か
1階部分で20万円の投資信託に投資しつつ、2階部分で個別株投資を全力で楽しめるのが、新NISAの魅力ですね。
先日、金融庁がNISA恒久化と拡大の要望を出しました。
新しく始める人にとって難しくなってしまった新NISAですが、今回のNISA改革は難しい制度にならないように、ぜひシンプルなものにして欲しい。
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