テーパリングとは
テーパリングへ心の準備
コロナショックからの経済を守るために、アメリカでも日本でも量的緩和によって、かなりの資金が市場に流れました。
その結果、景気が良くなって物価上昇・インフレになってきた時がテーパリングの実施ポイント。
2022年1月のFOMC開催後の記者会見で、パウエル議長は3月までにテーパリングを完了させ、その後の利上げを示唆しました。
サプライズで発言してしまうと一気に株価が動いてしまうので、匂わせ発言を繰り返しながら市場の反応を見るのが良くあるパターンです。
テーパリングが株価に与える影響
リーマン・ショックから経済回復してきた2013年にジャクソンホール会議で、バーナンキFRB議長の発言で日経平均も急落しました。
株式市場に流れる資金が減るのもありますが 利上げにより企業の業績が悪くなることを恐れた、投資家心理のマイナス心象が株価下落の要因だといわれています。
金利が与える株価への影響はある程度法則性があり、金融緩和・利下げといったサプライズ発言があれば、株価はプラスへ反応します。
とはいえ、テーパリングを実施するかどうかの事実より、投資家達が予想していた結果を裏切った時に動くのが株式相場です。
株価暴落の仕組み
リンク
米国市場と日本市場
学びと体験
今、テーパリングや利上げが先行しているのはインフラが進んでいるアメリカ。
2013年は日本の株価も下げたけど、今回はあらかじめ投資家が注目してきただけに、そこまで大きな暴落は起きませんでした。
さらに、米国市場が落ち着くだけ、日本市場に活気がでることも願いたい。